六朝の古都である南京の歴史文化は深厚で、街の小さな一角にも歴史が独特な雰囲気を残している。冬になると雪が降り積もり、普段の喧騒を覆い隠し、ゆったりとした心持ちで、この古都の歴史と現代的な美を感じることが出来る。 あなたはこの感動の一時を写真に収めずにはいられないだろう。
旅の記憶は、時間の流れと共に薄れていくが、写真は旅で出会った美を詳細に記録してくれている。 歴史的古都である南京は冬の旅も素晴らしく、歴史古跡や自然風光、そして現代建築など写真に取りたい絶景が満載である。
・南京博物館民国館
その街を深く理解したいと思えば、地元の博物館は必ず行くべき場所だ。南京博物館は中国の三大博物館の一つで、まる一日、時間を掛けて味わう価値がある。その中にある民国館は、中国の民国時期(1912年―1949年、首都南京)の生活風景を復元しており、中国的伝統と現代、東洋と西洋の初期の大融合時代であった当時の街路や商店などが生き生きと再現されているタイムスリップしたかの様なこの光景は絶好の撮影チャンス。民国時期の服装等のレンタルサービスもあり、当時の紳士淑女、お嬢様に変身して、とっておきの思い出を写真に残そう。
·止馬嶺
止馬嶺は南京市六合区に位置し、江蘇と安徽の両省の境界線になっている。止馬嶺と周辺の山林には、樹木が原始林の景観を作りだしている。秋口、初冬には山一面紅葉となり、止馬嶺は南京の秋の散歩地として最もおすすめの場所になっている。湖中には水杉林が広がり、絢爛な紅葉が湖面に映り、油絵のように美しい絶景を作り上げている。晩秋の景色を満喫し、この素晴らしい秋景を思う存分撮影しよう。
・甘熙故居
南京旅行では、「夫子廟」は見逃せない、そして近くにある「甘衛故居」も観光客が比較的少なくおすすめである。甘熙故居は清代の嘉慶年間(1796年~1820年)に建てられ、現存している南京最大の清代個人邸宅。南京の伝統的な建築様式で、青瓦と白壁や、屋内と独特の雰囲気があり素晴らしい写真を撮ることができる。
廊下と庭を通り、古い庭に出て、部屋から部屋へと移動しながら、南京の民間芸術と無形文化遺産の展示を楽しむことが出来、南京の手工芸職人達との交流なども楽しめる。
毎週日曜日の午後には、南京の特徴的な曲芸公演があり、写真を撮る以外に、南京の民俗民芸を間近で感じることができる。
・南京眼
「南京眼」は長江に初めて作られた観光歩行橋の愛称で、南京市の建邺区に位置し、独特で美しい造形で南京の新しいランドマークとなっている。両側に張ったケーブルは、竪琴や,蝶の翼のようで、夜にライトアップされると一段と美しくなる。
・明孝陵
明孝陵は明代(1368年―1644年)の開国皇帝の朱元璋と皇后馬氏の合葬陵墓で、世界文化遺産に登録されている。冬、雪が舞い、明孝陵は見渡す限りの銀世界となり、雪中の臘梅が芳しい香りを放ち、六百年前の皇室霊園は雪の覆わる。冬の寒さも人々の情熱を冷ますことは出来ず、ここは人気の撮影スポットとなっている。老若男女共に、雪の明孝陵の美しさに魅了される。
・紫金山
雪が降った後に、山麓にある白馬公園から遊歩道に沿って紫金山を登れば、目に映る景色が信じられないほど美しい事を発見する。紫金山頂の雪景は更に美しいので、山頂までがんばって登ってみるのをおすすめする。
樹木咲いている霧氷はまるで梨花のようで、近くで見ると毛がムクムクとし潔白の霜の結晶であることが分かる。この絶景を思うがままSNSにアップして、友達に「いいね」されてみよう。