450メートルもある「紫峰ビル」を俯瞰したことは、南京では絶対に自慢できます。そして、360°長江を自由に見放題という凄さは更にいうまでもありません。では、どこにいけば鑑賞できるかというと、紛れもなく「老下関」にある「閲江楼」でしょう。
朱壁に青レンガ、巧みを凝らす閲江楼はまるで盛大な中国風のショーで、見る者に一瞬明朝にタイムスリップしたような感じをさせます。ゆっくり階段を登ると、回廊に刻まれているミニバージョンの石獅子が目の前に広がり、生き生きしています。その数は何と600以上ものあります!
頂点まで登り、滔々と流れる長江が見えてくる瞬間こそ、閲江楼はいわれた通り、まさしく「江南第一楼」だと深く実感します。