2019年3月11日、江蘇省観光(日本)ピーアールセンターが主催・運営の南京市観光(東京)セミナーは新宿ワシントンホテルにて開催された。中国共産党南京市委員会の常務委員会委員、秘書長の徐曙海氏が率いる訪日代表団が来日し、中国駐東京観光代表処首席代表王偉氏、一般社団法人日本旅行業協会代表千葉信一氏、日本旅行作家業界代表等が出席した。また全日本空輸株式会社、中国国際航空等の航空会社、日中平和観光株式会社、東日観光株式会社等旅行会社の代表、及び内外メディア通信社等日本のメディアの方々など100名近くが出席した。
南京市の特徴と雰囲気を味わってもらうために、代表団は南京の伝統工芸品である雲錦や金箔、南京名物の雨花茶と雨花石を会場で展示した。展示エリアでは、雨花石、雲錦、金箔からなる金陵三宝が参加者の心をとらえた。雨花瑪瑙としても知られている雨花石は南京原産の中国固有の石であり、数ある奇石の中でも「石の皇后」とも呼べるもの。南京雲錦は伝統的な中国の絹工芸品であり、「寸錦寸金」として知られるほど貴重で、世界クラスの無形文化遺産である。中国語では、雲錦の「錦」の文字は、「金」と「帛」で構成されており、豪華で貴重な絹織物を意味する。雲錦を身にまとう人物は、きっと身分の高い人のはずです。模様の色彩は美しく、織物は精細を放ち、まるで空の雲のようだ。そのため、「雲錦」と名付けられた。金箔は南京の伝統手工芸品の1つであり、「中国随一の技術」として知られている。南京は、2500年以上の金箔製造の歴史を誇り、現在、金箔製造の70%のシェアを占めている。手工芸品に加えて、雨花茶も南京の名物である。中国茶は古くから日本と関連が深く、茶は日本人の好きな飲み物です。雨花茶は中国十大名茶の1つである。茶葉は水の中に入れると沈み、お茶は注ぐと緑色で透明。飲むと体に沁みわたり、さわやかである。
2500年以上の歴史的の中で、中国の四大古都の1つである南京が育まれた。明城壁は南京の主城を囲んでおり、古代の路地と現代的な街並みが調和しており、南京独自の都市の景観を形成しています。南京は歩き回って、じっくり楽しむことができる街である。古い城壁の上の文字や中華民国建築のレンガやタイルは、金陵の物語を語っている。
南京の交通機関とインフラは発展している。禄口空港は、東京、大阪、札幌、沖縄の4つの都市と、毎週合計40の直行便で結ばれている。南京南駅からは始発が53本、経由する列車が352本、終着が55本あり、南京—上海間は高速鉄道で1時間ほどである。都市間交通に加えて、都市鉄道は10本の路線があり、市内の交通は便利です。南京の産業は急成長しており、830万の南京市民は誠実で親切である。
今回のセミナーでは、南京文化観光の5つの短いビデオを放映し、オーディオビジュアルを組み合わせて、文化遺産、文化・教育・科学、南京グルメ、レジャー観光、人文・儀式の5つのテーマで南京の文化と観光資源を紹介した。参加したゲストも金陵の新たな一面を発見できたでしょう。南京牛首山文化観光区、大報恩寺遺跡公園、科挙博物館は南京の新しく開発された観光スポットである。観光客は、風光明媚な牛首山で仏教の禅文化を体験し、南朝480寺の起源である大報恩寺を探究し、中国で最も保存状態の良い最大の科挙文化遺跡である科挙博物館を訪れることができる。このプロモーションイベントは、文化、歴史、風景、グルメ、レジャーといった多方面に及び、南京の文化、天然資源、特徴的な名産を立体的にプレゼンし、参加者の興味を引いた。
セミナーのクイズセッションにはゲストも参加し、クイズに答えて景品をもらうなど、南京への理解を深めることができた。代表団は、雲錦製品や高級雨花茶といったプレゼントを用意し、ゲストは積極的に参加し、会場は活気に満ちていた。
さらには、南京の往復チケットと5つ星ホテル3泊分のプレゼントの抽選が行われ、当選者が選ばれました。友愛の都市・南京を訪れ、その美しさを体験することができる。
南京市観光(東京)セミナーの成功により、日本の観光業界の代表者やメディアは南京をより深く理解することができた。旅行代理店の代表は、「将来的には、南京文化の発掘と観光パッケージの開発を強化し、日本の人々が南京を理解するための機会をもっと提供したい」と述べた。報道機関の代表者は、「金陵文化を高く評価し、豊かな南京のありのままの姿を日本に伝えたい」と語った。
中国共産党南京市委員会の常務委員会委員、秘書長の徐曙海氏は今回のイベントで、「現在の南京は魅力的なモダンな都市であり、ホスピタリティーにあふれ、秩序と安全のある街です」と述べた。今後、南京は、プロモーション活動を強化し、メディアを通じて日本の人々に街の魅力を伝えた。より多くの方々が古都南京を訪れ、金陵の自然景観や文化遺産を体験することを願う。