あなたは室内で開催される「秦淮燈会」を見たことがあるだろうか。子廟貢院街80号にある「秦淮・戯院里」では永遠に閉幕しない「秦淮燈会」を行っている。ここでは、秦淮文化をもとに、没入型の体験と合わせ、南京数千年の文化的蓄積と華やかな庶民の生活を表現している。
観光客は戯院里を漫然と歩き回ると、思わず奇妙で趣のあるその空間デザインに操られ、夢のような世界に入り、芝居の登場人物になった気分になる。ここには「燈山」「奇市」「幻戯」の三つのテーマがある。「燈山」に入ると、明の「鰲山燈会」をもとに作られた大型燈花装置を目にする。市場や山水の景観、燈花、人工霧、ショーを一体に集中させるマルチメディア燈火ロードショーで、観光客を魅力する。「奇市」の中では、食べ歩きしながら、「古風」「国潮」「職人」など様々なテーマの市場で一際変わった体験ができる。「幻戯」では、明代の名画『上元燈彩図』に入って、好きな人物になりきり、古秦淮の燈花盛会を参加して、600年も前の秦淮燈会を体験しよう。昔の服に身を包んだ物売りが行き来し、大道芸人たちのショーもあり、観光客は次々と押し寄せてくる視覚的な衝撃に、奇異で幻のような金陵に溶け込んでいくことだろう。