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2022-03-07
「七頭一脳」、南京の春の山菜の宴

 三月になると、春の雰囲気が一層濃くなる。南京市民の山菜に対するこだわりも現れる。南京では山菜の旬が短く、その中で「七頭一脳」はいくら食べても飽きない「春限定」のごちそうである。この「七頭一脳」とはいったい何なのか一緒に畑に行って探ってみよう!

「七頭」

 「七頭」とは、椿頭(香椿の芽)、荠菜頭芥子菜小蒜(ニンニクの芽)枸杞頭(枸杞の芽)、馬蘭コヨメナ苜蓿苜蓿の芽)、エンドウ頭エンドウの芽を指す。中でも椿頭が最も珍しい。香椿頭は香椿の木の若葉であり、緑の葉の周りが赤くなっていて、木の上の野菜」と呼ばれている。香椿頭と豆腐は相性が抜群で、独特な香りとしゃきしゃきとした食感がおいしい。香油、ネギの微塵切りで味付けして、口に入れるとすぐに舌の先で溶けてしまう。2つの食材とも栄養価高く、非常に釣り合っている。

                                           写真出典:媛味

                                       写真出典:テンセント網

 「七頭」の中で最も親しまれているのは荠菜頭である。全国各地の大通りや路地にある麺食屋では、荠菜頭の餡のワンタンや蒸し餃子が売られている。このギザギザした形の緑の荠菜頭は、一年の中で34最も柔らかい。南京人が食べるメニューによく現れ春の日ののぼせを治してくれ、止血する食材である。

                                           写真出典:媛味

                                         写真出典:我蘇網

 「七頭」の中で、野頭が最も小さい。強い春の匂いがして、お肉と一緒に食べるのが一番良い。頭と腊肉(干し肉)の炒め物は、滲み出た油脂と唐辛子、そして頭を一緒に食べよう。口に入れた瞬間に豊かな味がして、その香りで、ご飯が何杯も進んでしまう。


                                                        写真出典:媛味

                                           写真出典:媛味

 馬蘭頭と枸杞頭は一見似ているが、馬蘭頭は爽やかでしゃきしゃきしている。『野菜食斎随筆』の詩でいうと、「洵美草木滋、可以廃粱肉」である。枸杞頭は香ばしくて柔らかいが、少しさわやかな苦味がする。『紅楼夢では、薛釵と賈探春が台所に「枸杞の芽の炒め物を求めるシーンがある。誰でも楽しめるような食材と言えよう


                                    写真出典:Bigger南京

                                        写真出典:媛味

 南京人が言う「雌鶏頭」は苜蓿頭であり、蘇州では金華草と呼ばれる。フグと一緒に料理にした場合は、秧草とも呼ばれる。簡単に貝煮込むとおいしい料理になる。

                                        写真出典:媛味

 『詩経小雅『採』のテーマはまさにエンドウである。「薇」はエンドウの昔の名前である。香豆苗は春の気配と可愛らしさを最も感じられる。

                                        写真出典:度観南京

「一脳」

 一脳とは菊(菊の一種)を指す。スープを作るために生まれた菊は微かな苦味と爽やかな香りがする。南京人心から愛する食べ方は菊花脳卵のスープであり爽やか透き通っていて、元気を与えてくれる。を洗って、鍋に入れ、卵を混ぜ、少しずつ鍋に注いでいく。沸騰したの中で2つの食材が融合し、溶け合って、一つになる!


                         写真出典:Bigger南京

 山菜旬は季節感満載である。南京に来て、山菜たっぷりな春を味わってみよう!