桜の落ちるスピードは秒速5センチだと言われる。3月の南京に桜が舞いうと、ピンク色のロマンチックな雰囲気になり、夢や幻のようである。早速南京を訪れて、友達と桜吹雪の絶景を見に行こう。
古鶏鳴寺の桜通り
「寺愛鶏鳴過柳堤、三春風日弄晴晖。」南朝梁武帝時代に建てられた古鶏鳴寺は禅の雰囲気が溢れる古刹であり、桜の季節になると、最も有名な花見スポットになる。古風な黄色の壁に映え、満開の桜もつぼみのままの桜も、柔らかく見える。この時の鶏鳴寺も、あの当時の趣きに満ちる。
写真出典：浪在金陵
鶏鳴寺路は全長約400メートルあり、両側に桜の木がたくさん植えられている。遠くから見ると、目の前の桜はピンク色の霧のようで、一面に広がっている。桜の大通りには観光客が多く、非常に賑やかである。白くてピンクの桜は冬から蘇り、金陵で柔らかく、そして美しく、生き生きとした春景色を作り上げる。
写真出典：旅泊網
玄武湖の桜洲
桜洲は環洲に囲まれ、「桜洲花海」と称されている。桜洲には一面に広がる桜が舞い上がり、うねうねとした廊下があって、広場の青い草は絨毯のように見える。その中を歩くと、花の海に囲まれ、気持ちが良くなり、仙境に入ったような気持ちになる。
写真出典：カバンを背負い、旅に出る
桜洲には、山桜、普賢象桜、関山桜、紅枝垂れ桜など20種類以上の桜が植えられている。「桜花紅陌上、楊柳緑池辺。」桜の季節になると、桜は枝をいっぱいに飾り、霞のように輝いて、実に美しい。桜洲も桜の主要な観賞地である。
写真出典：南京玄武湖景区
明孝陵 福岡友好桜園
明孝陵景勝地の桜園も南京の花見スポットである。この桜園は「江蘇-福岡友好桜園」とも呼ばれ、1995年に福岡県の各業界における友好的な人々の寄付によって建設された。
写真出典：洗天風雨
桜園は明孝陵景勝地の石象路の東に位置し、庭園は中国式と日本式庭園の建築スタイルを融合させ、特色に富んでいる。園内には約3000本の桜が植えられ、雪のように白く、黛のようなピンクの花びらが綻び、古きよき優雅な亭や楼閣に隠れ、微かな春の匂いがする。
写真出典：高徳地図
幕燕浜江風景帯
幕燕浜江風景帯桜観賞区は南京の最も長い「桜通り」と称され、国内で唯一の「川辺の桜」である。東の燕子磯から、西の五馬渡まで、全長3.5キロの幕燕浜江風景帯にある桜通りには、43種5000本以上の桜が長江岸線に立ち並んで、川を跨ぐ南京の都市風景を際立たせている。
写真出典：陽光城
桜の季節になると、染井吉野、普賢象、河津桜、十月桜、枝垂れ桜など数十種の桜が次第に満開になり、繊細かつ淡泊、聖潔で爛漫な様相となる。川から風が吹いてくると、延々と続く桜の道に花びらが風に舞い、滔々とした江水を引き立たせる。花の香りが付きまとい、人々の心底まで染み渡り、心を動かす。
