秋が深まり、「七朝勝跡」と呼ばれている清凉山公園内の景色も美しく色づき、古風で静かである。ここには南京市内最大規模の銀杏林がある。銀杏の葉が黄色くなると、大勢の観光客が押し寄せてくる。
11月5日、「福・銀杏谷にあり」をテーマにした第七回清涼山銀杏文化観光祭が南京清凉山観光スポットで正式に開幕した。
観光祭期間中、観光客は銀杏谷の素晴らしい景色に見とれてしまうだろう。銀杏谷には300本の銀杏の木があり、ほとんどは60年ぐらいの樹齢で、平均高さ20メートル、幹の直径は50センチメートルほどである。観光スポットの門を入り、掃葉楼に沿って山道を上っていくと、金色の銀杏の森が太陽の光の下で輝いているのが目に映る。銀杏谷は清凉山観光スポット内山の平地にあるため、落葉が多い時、真っ黄色に染まった大銀杏から落ちた銀杏の葉が境内一杯に敷き詰められ、まるで天然の絨毯のようで、ついうっとりしてしまう。
ここでは秋の景色を楽しめるだけではなく、観光祭には豊富なイベントが準備されている。観光客は李剣晨芸術館の二階で古金陵四十八景画展と銀杏盆栽展を鑑賞し、芸術と自然の融合を感じることができる。また、銀杏谷の幸福祈願活動では、祈りのカードに願いを書いたり、絵葉書や銀杏祭の本などのグッズも購入してこの深秋の美景の旅を永遠に記録したりすることもできる。
11月の清涼山は、目いっぱいの美景、詩歌や絵画の境地、満園の秋の景色が最も美しい姿で、来訪者を待ち続けている。今回の観光祭で、清涼山に足を運び、最も美しい南京の深秋に出会おう。